台北駐日経済文化代表処と台湾交通観光局は5月18日、日本の旅行業関係者、マスコミ関係者ら200人以上を招いて「台湾観光美食の饗宴~感謝の夕べ~」をホテルオークラ東京(港区虎ノ門)開催した。
これは、今年の台湾のプロモーションテーマのひとつである「美食」のピーアールのために行われた。2011年の台湾美食展での料理コンテストに団体優勝したチームのグランプリメニューが「人生」をテーマに再現された。
会の冒頭、台北駐日経済文化代表処代表、馮寄台氏は「日台間では、昨年9月に投資協定を結び、また11月には航空自由化協定にも調印しました。日台間の関係はますます強固になっています」と語った。続いて、台湾観光局の謝謂君会長は「今年1月から4月までの台湾を訪れた日本人はすでに49万人を超え、前年同期比で20%の伸びを示しています」とスピーチ。さらに「美食は台湾の最も魅力的な観光資源の一つです。本日は味だけでなく、料理を通じて台湾人の心も感じてください」と付け加えた。
一方日本側を代表して、観光庁長官の井出憲文氏があいさつをした。東日本大震災への台湾からの援助に感謝を述べ「日台間の交流人口は300万人に向けて着実に増えています。観光だけに限らず、様々な分野での交流が発展することを願っています」と語った。
晩餐会は紹興酒の鏡開きでスタート。参加者は全員、技巧を凝らした台湾料理に舌鼓を打った。今回の料理の材料は、塩、砂糖に至るまで台湾から輸入された。しかし、一部の材料は東日本の被災地から取り寄せたものを使っている。これは、被災地の復興を願って実現したもの。
晩餐会では、台北に8月開業するホテルオークラの宿泊券や、台湾への往復航空券が当たる抽選会や出席者参加のダンスも催され、盛況に裡に閉会となった。