日本政府が4月29日に発表した「平成24年春の叙勲」で、台湾から4名が受章した。今回受章した外国人は47名で、受賞者人数では、台湾は米国の11名に次いで2番目となっている。
台湾からの受章者は、中国信託ホールディングス会長・台日商務交流協進会理事長の辜濂松氏(男、78歳)、長栄(エバーグリーン)グループ総裁の張栄発氏(男、84歳)、中琉文化経済協会理事長・中琉婦女交流協会理事長の蔡雪泥氏(女、76歳)、元日本交流協会台北事務所現地職員の蒲武雄氏(男、68歳)の4人。
今回の受章者のうち、辜濂松氏と張栄発氏が1972年の断交後で最高位となる「旭日重光章」を受章。日本内閣府の発表によると、辜氏は「日本・台湾間の経済関係強化及び交流促進に寄与」、張氏は「海運業、造船業、航空業を通じた日本経済の発展及び日本・台湾間の関係強化に寄与」などの功労が高く評価された。
また、蔡雪泥氏は「日本・台湾間の相互交流・相互理解の促進に寄与」したとして「旭日小綬章」を、蒲武雄氏は「(財)交流協会在外事務所活動に寄与」したとして「瑞宝双光章」を受章した。
野田佳彦・内閣総理大臣より勲章が授与される「旭日重光章」等の親授式は5月8日に東京の皇居で執り行われる。