台湾休閒農業発展協会が5月14日京王プラザホテル(東京都新宿区)の最上階47階で、日本で初めての台湾休閒農場東京見面会を開催した。休閒農場とは、観光用の農場のことで、宿泊施設もあり、農業体験や動植物とのふれあいも体験できる。
台湾各地にある農場の中から、今回は台湾を代表する8つの農場の代表者ら約40人が来日した。台湾観光協会東京事務所も後援している。招待されたのは日本の旅行代理店やマスコミ関係者約100人。
今回紹介されたのは、大坑レジャーファーム、仙湖レジャーファーム、南元ガーデンレジャーファーム、龍雲レジャーファーム、飛牛牧場、頭城レジャーファーム、北関レジャーファーム、シャングリラレジャーファームの8つの農場。どの農場も特色がある農場で、各農場の美しい景観とホテル並みの宿泊施設の内部、施設で提供される料理などがスライドで紹介された。シンガポールから、毎年小学生の団体が教育体験のために訪れる農場もある。宿泊料金(食事なし)は1人、日本円で約6千円程度。
各農場を紹介した台湾の旅行ガイドの出版社、社長横山透氏によれば「日本人が台湾の観光農場を訪れることは、今はほとんどありません。しかし、今回の面談会がきっかけとなって、多くの日本の人に台湾休閒農場の素晴らしさを知っていただき、訪れていただきたいと思っています」と語ってくれた。
各農場の紹介の後は、日本の旅行代理店の関係者と個別の商談会が行われた。テーブルが8つ用意され、それぞれのテーブルに通訳が1人配置。どのテーブルも活発に商談が行われていた。
その後、懇親会が行われた。会の冒頭、観光協会東京事務所の江明清所長があいさつに立ち、「日本のみなさんに台湾休閒農場の素晴らしさを伝えてください」とスピーチした。会では農場の無料宿泊券や記念品が当たる抽選会も行われ、終始和やかな雰囲気のまま閉会となった。