頼清徳台南市長を団長とする台南市議ほか関係者305人は6月25日~29日、台南市への観光客招致と台南マンゴーのPR目的で訪日。一行は東京都、弘前市、函館市などで交流会を兼ねた台南のPR活動を展開して手応えを感じていた。この活動を支えたのは中津川博郷衆議院議員(民主)である。今回の台南市PR活動の殆どを取りまとめた。そのきっかけは、中津川議員宛てに届いた頼台南市長からの一通の手紙からだったという。手紙には台南マンゴーを是非日本でPRしたいから協力してほしいと熱く書かれていた。
中津川議員は台湾、特に他の日本人議員とは馴染みが薄い台南市との交流に日々尽力しており、頼台南市長とは旧知の間柄。また、日本・台湾交流促進議員の会の会長でもある。当面の課題は、同会の議員の数を増やすこと、そして政治面だけでなく、経済、文化交流をもさらに拡大させること。台北市との交流を持つ議員は何人もいるが、台南市とは自身だけだと自負を持つ。中津川議員曰く、「台湾の果物は殆どが美味しいが、リンゴだけは青森県産の方が美味しい」と、今回台南訪日団一行が日本一のリンゴの産地、青森県で行ったフルーツ交流を提案したのも中津川議員。本音で語り、そして実行するのが真骨頂でもある。
中津川議員が台湾と関係を深くしたのは、早稲田大学在学中に新宿にある台湾人が経営する中華料理店でアルバイトをしたこと。以降、40年以上にわたり台湾とは親密な関係だという。
インタビューした台湾新聞社社主の錢妙玲は、中津川先生の力をお借りして「今後、更に台湾と日本の関係を深めていきたい。また、今回、衆議院会館で台南マンゴーの促進会が開催出来たのは先生の力があったからこそ。本当に感謝しています」と礼を述べた。中津川議員は今後は、次世代を担う若い人たちの交流をもっと促進していきたいと意気込みを語った。
※中津川博郷衆議院議員・・・1949年神奈川県川崎市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後江戸川区議会議員となり。2000年の衆議院議員選挙で当選、国会議員となる。民主党所属。台湾問題には40年間関わり、民主党内では屈指の親台湾派議員として知られる。2005年の台湾人観光客が来日した際ののノービザ措置に大きく貢献した。現在、
日本・台湾安保経済研究会及び日本・台湾交流促進議員の会会長としても活動する傍ら、北朝鮮による拉致問題に関する特別委員会の委員長として北朝鮮拉致問題にも取り組んでいる。