基隆は昔から湊町として知られ、台湾の歴史を見つめてきた都市でもあります。スペイン人やオランダ人の占領、鄭成功による統治。清仏戦争の戦場、台湾最初の鉄道が敷設されるなど様々な出来事が起きた街でもあります。そして日本時代には大型船が入港できるよう整備され、台湾人のみならず多くの日本人が住む一大港湾都市として発展しました。そして終戦後、国民党軍が台湾で最初に上陸・進駐したのも基隆でした。今も国際貿易港として栄え、台湾の出入口として台湾の歴史を見つめ続けています。
そしてそのすぐ近くには、二つの旧・金鉱山があり、日本統治時代、その金鉱石は基隆港から日本に運ばれていきました。「九份」と「金瓜石」がその金鉱山です。本紙読者の方であればピンと来たはずです。本紙執筆者である林雅行監督の作品『風を聴く~台湾・九份物語~』『雨が舞う~金瓜石残照~』の舞台であり、両作品は、金鉱山と共に生きた人々から、様々な思いと時代、そして日常を語ってもらったドキュメンタリー映画で、過去から現在の台湾と日本の繋がりに触れている作品です。
今般共栄ツアーズでは、林監督が同行する『林雅行監督と行く基隆と九份と金瓜石の旅』をご用意しました。ツアーは8月25日(土)に成田空港または羽田空港から出発、基隆に3泊し、映画の舞台となった九份と金瓜石を林監督とともに訪問します。そして遊覧船による港の観光や廟の参観に加え、日本時代を知る基隆の方々との交流も予定しています。
なお旅行代金は「成田空港出発、ツイン利用」のお一人様で63,500円(別途空港利用税、燃油サーチャージ等要)。詳細は「共栄ツアーズ」までお問合せください。
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