民進党蘇貞昌主席「温首相定年後、同行して台湾見せたい」

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中台両岸関係のニュースを主に報じている中国の台海網によると、5月に民進党主席に就任した蘇貞昌主席は、このほど台湾誌遠見のインタビューに対し、「いかなる前提も設けず、民進党主席として中国を訪問する意向がある。中国の温家宝首相が定年後に台湾へ来ることがあれば、是非同行して台湾を見せたい」と表明した。
 台湾の一般紙聯合報によると、蘇主席は中国との交流を深め、「国民党がよく知らない台湾」を理解してもらう必要があると述べた。また、中台の指導者が経済活動を優先するあまり、お互いに肩書きを外して「○○さん」と呼び合う現状について、民進党の人間皆が飛行機を降りた途端、“台湾独立”を叫ぶわけではない。民進党はその意志も用意もない」と主張した。台湾は中国に対してさらに理解を深め、中国にも台湾を理解してもらう必要があるとした。
 蘇主席はまた、訪中の時期について前向きな姿勢でいるものの、「民進党主席以外の立場での訪問の意志はない」と強調。また、今後の中台政策について、すでに多くの台湾人が中国で活動しているとした。
今年3月に温首相が「定年後は台湾に行ってみたい」と話していることに対し、台湾側は「考えさせてほしい」と慎重な姿勢だった。このことについて、蘇主席は「前行政委員長(日本では首相に相当)として」同行したいと表明した。