台湾旅行の魅力を九州に住む女性達に知ってもらおうと、8月25日、福岡アジア美術館で「女子会を女子旅に台湾集合!」と題したセミナーが開かれた。台湾観光協会大阪事務所によると、近年の台湾ブームを反映して、セミナー参加の競争率は約4倍、100人の収容に対し400人を超える応募があったと言う。
セミナーでは、台湾で活動する作家、青木由香氏が講演を行い「台湾は東西南北、島全体に楽しさが溢れている。食べ物が美味しいことが一番の醍醐味。街は速いスピードで変化し、観光客が2ヶ月ブランクを置いて行くだけで、新商品が次々に出ていたりする」と台湾の魅力について解説。「最近はカフェで台湾茶をメニューに加えているところもあり、お洒落に楽しむことができる。パイナップルを100%ジャムとして使ったパイナップルケーキも流行の一つ」など、台湾在住ならではの一歩踏み込んだ楽しみ方について、ユーモアを交えながら『伝授』、参加者は真剣な表情で聞き入った。
また台湾先住民アミ族の歌手suming(スミン)氏によるミニライブも開かれ、澄み渡る歌声、リズミカルな旋律で客席を魅了。座談会では台東出身のsuming氏が台湾について「小さな島だが、人も自然もバラエティに富んでいる。阿里山、日月潭、太魯閣など、場所によって部族や文化が全く違う。旅行の際は各文化の違いを楽しんで欲しい」とコメントした。抽選会では、中華航空から「福岡−台北往復航空券」「機内食試食会招待券」等が提供。台湾旅行を九州全体の市場にアピールする起爆剤とするため、セミナーは福岡、熊本、鹿児島と、九州各地で開催された。