花蓮の舞踊団、アジア太平洋フェスティバルでアミ族舞踊を披露

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 9月14日から福岡市で開催されているアジア太平洋フェスティバルのステージに、「花蓮県先住民原郷文化芸術団」が登場。男女合わせて10名で構成する来日メンバーが、アミ族の舞踊、歌唱を華麗に披露し、会場を盛り上げた。


 「花蓮県先住民原郷文化芸術団」は1988年に創設された舞踊団。仲間同士の共同体精神を原点に、伝統を受け継ぎながら新しいアイディアを取り入れた創造に取り組んでいる。台湾人歌手や舞踊団が日本へ進出し音楽活動をすることは増加傾向で、台湾舞踊団の来福はフェスティバルの目玉の一つともなった。

 舞踊団が披露したのは、アミ族伝統芸能『歓喜の歌声』『大地への崇拝』など5曲。福岡は朝から小雨が混じるぐずついた天候だったが、会場には多くの観客が訪れ、華やかな歌と踊り、力強いステップに惜しみない拍手が送られた。


 林春蘭団長は「会場には多くのお客さんが来てくれた。良いステージになった。訪れたのは2回目だが、福岡の人はとても礼儀正しく、人情味に溢れている」と興奮気味に話した。舞踊団を引率する台湾観光協会の黄少廷秘書は「熱気に溢れたパフォーマンスを展開でき嬉しく思う。主催者や聴衆の皆さんに感謝したい」と話した。アジア太平洋フェスティバルは天神地区と博多駅地区に2つの舞台が設けられ、同舞踊団のメンバーは、両会場を往復しながら、パフォーマンスを繰り広げた。