提携交渉が一段と不透明
鴻海精密工業との資本交渉が難航しているシャープに対し鴻海は、シャープの中小型液晶事業を分社化し、両社の合弁事業として要求している事がこのほど判明。さらに鴻海はシャープに役員の受け入れも要求している。
現在シャープは、鴻海から9.9%の出資を受け入れる方向で交渉しているが、その条件として鴻海が提示した中小型液晶事業の切り離しには難色を示している。これにより、シャープ再建のカギを握る鴻海と提携交渉は一段と不透明になってきている。
鴻海が分社化を求めたシャープの中小型液晶事業は、同社の再建に向けてのいわば「虎の子」といえるほどの収益の柱である。米アップルの「iPad」などタブレット型端末向けの供給拡大を軸にした再建計画では、中小型液晶を製造する亀山工場(三重県)などをフル稼働させ、2014年3月期の営業利益を1212億円の黒字に転換させることを盛り込んでいる。
シャープは今年9月、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行の両行と総額3600億円の新規融資契約を結んだと発表。当面の資金繰りの目途はついたが、鴻海との提携内容がはっきりしないままでは本業の回復シナリオも不透明で、株式市場も様子見の状態が続いている。また、鴻海の郭台銘・董事長が8月にシャープと共同で提携の経過発表として予定していた記者会見を急きょ欠席するなど両社の提携交渉には一段と不透明になっている。
———-以下 中文翻訳———————
鴻海要求夏普將液晶部門分公司化
鴻海、夏普進一步合作洽談,對於正處於經營重建中的夏普(SHARP)而言,鴻海精密工業是夏普(SHARP)最主要的收益來源,因此可以理解為何將中小型液晶部門分公司化,進而使兩公司合併的要求 .並且要求將鴻海部份的幹部也一併納入.
夏普(SHARP)接受鴻海以9.9%的出資為方向進行交涉,但鴻海要求將中小型液晶事業切割的條件,作為夏普(SHARP)重建的重點,未來和鴻海的合作將變得更不透明化.
鴻海向夏普(SHARP)要求的中小型液晶事業的分公司化,是以夏普(SHARP)重建為利益目標,並專為美國-蘋果公司的(i Pad)等平板電腦的供給為軸心,將讓三重縣龜山工廠全力生產中小型液晶, 且預期2014年3月的盈利將可達到1212億日圓。
另外夏普(SHARP)於今年9月份發表和往來的銀行,瑞穗實應銀行和三菱東京UFJ銀行兩家銀行,簽訂新的融資契約,雖然目前的資金調度已沒問題,但因和鴻海的合作內容還尚未明確,所以何時業績能夠回復暫時還無法預測,而股市也仍繼續處於觀望的狀態.