~馬英九総統「台湾グルメで国際交流に意欲」~
台湾南部の屏東市・萬巒で、台湾農漁生協が主催する「2012台湾国際豚足フェスティバル」が10月20日と21日の2日間開催された。台湾をはじめ世界9の国・地域の豚足料理が一同に会した。
4回目を迎えた今年も馬英九総統が駆けつけ、台湾の地方グルメ・豚足料理を大いに宣伝した。会場には無料試食コーナーのほか、屏東でも有名な土産店も出展し大いに賑わいを見せていた。
馬総統は到着後、開会式で現場に用意された豚足料理を美味しそうにたいらげた。そして「5年前、私は屏東・萬巒の豚足を台北の“牛肉麺フェスティバル”のような国際的に名が知れた催しを開催しようと提案して以来、今年の“豚足フェスティバル”は4回目を迎えました。イベントの規模はますます拡大し心から嬉しく思っています。グルメのフェスティバルというのはいろいろな国・地域からプロを集めてコンテストを行うべき。競争があるからこそ進歩するのです。豚足祭りでこの理念を通し、勝ち残った料理の売り上げが伸長し質の良い安心して食べられる台湾豚、そして屏東の豚足が国際舞台に出られるよう皆で頑張りましょう」と祝辞を述べ参加者を激励した。
豚足フェスタは年々開催内容が充実してきており、今年はスペイン、ドイツ、中国、フランス、日本、アルゼンチン、オーストラリア、タイ、そして台湾と世界9カ国の有名シェフらがこの“豚足フェスタ”のために独創性に富んだ豚足料理を作って腕を競った。
屏東市萬巒は豚足料理で有名な地域として知られる。同フェスタは馬総統の発案で生まれたもの。馬総統は台北市長時代、今は台北名物となっている牛肉麺フェスティバルを開催して大成功した実績があり、馬氏が総統就任前の5年前に屏東・萬巒で豚足を食した際にその味に感動。牛肉麺フェスタ同様、予てより豚足フェスタの開催を切望していた。同フェスティバルは2008年の総統就任後にそのアイディアを実現させたもの。
屏東・萬巒の豚足フェスタはその規模を毎回拡大させており、馬総統は台湾グルメを通し台湾の国際交流を進めたいとさらに意気込む。今後も台湾各地で地元グルメに特化したイベントを行いたいと積極的だ。