台湾に住む日本人同士の親睦を深め、結束を高めようと、10月19日、台北市内で異業種交流会が開催された。会には、台湾在住の日本人をはじめ、日本企業に勤める台湾人など100人以上が出席。会の冒頭、運営に携わる松本拓也さんが「台湾で働いている日本人、日本の企業の関連で働いている台湾人、それぞれが気軽に社交の場として利用してください」と挨拶した。
会を主催した桜井俊平さんは「台湾に来たばかりの駐在員、台湾に友達が居ない人が日本語ができる台湾人と交流を持つための良い出会いの場が提供できればよいと企画した。コミュニティが広がりやすい場所なので、全員と交流するというよりも、自分と同じ業態の中で仲間を作ってもらえればよいのでは」と話した。参加者は食事やお酒を囲んで、ビジネスや趣味の話に花を咲かせた。
台北で飲食店を経営する大木敦史さんは「台北には日本人が多く、この場では日本語を話せる台湾人にも出会える。台湾人の中にも日本人とビジネスを一緒にしたいという人も来ている。この会を機に友人の輪が広がったという人も多い」と会の意義を述べた。松本拓也さんは「台湾で仕事でストレスを持っている、友達が少ないなど悩みを持っている日本人は多い。悩みを相談できるような仲間を探したり、顧客を増やすなど仕事やビジネスで利用してもらってもいい」と会の利用法について提案した。親睦会は2〜3ヶ月に1回のペースで催されている。