神戸商工会議所と神戸国際観光コンベンション協会、姫路観光コンベンションビューローは11月6日、台北市のアンバサダーホテルで台湾の旅行会社などを対象に観光誘致説明の商談会を開催した。
この商談会は「訪台湾インバウンド誘致ミッション2012」の一環で、日本からの出席団体としては初の商工会議所と観光協会合同で行われた。参加企業は神戸・姫路地区からで、ホテル、交通、レストラン、レジャー施設運営など10社。神戸・姫路地区は近年、台湾からの旅行者が増加傾向にあり、こうした説明会を通じて、更なる台湾人観光客誘致に拍車をかける考え。台湾からは30社以上の旅行会社などが集まり、神戸・姫路地区観光への注目度の高さを示していた。
説明会では神戸国際観光コンベンション協会と姫路観光コンベンションビューローによる神戸・姫路地区全体の特色や観光地紹介の後、神戸商工会議所による神戸牛、スイーツ、六甲山、観光タクシーに関する説明が行なわれ、高級感、異国情緒、そして四季折々の魅力がふんだんにつまった神戸・姫路の魅力が伝えられた。その後、参加企業が個別に旅行会社との商談会を行なうなど、どのブースにも多くの旅行会社が関心を寄せていた。
海と山が接近している神戸・姫路地区は、桜や紅葉、雪景色など大自然が作り出す優れた景観が堪能できるだけでなく、歴史やグルメ、ショッピングなども楽しめる観光スポット。神戸商工会議所観光集客委員会中内仁委員長は「神戸は古くから外国人が多く居留し、カルチャーミックスされた場所だ。街全体が新しい物を積極的に取り込む、開かれた雰囲気を持っている。その独特な雰囲気を観光客の皆さんにも味わってもらいたい」と語った。
神戸商工会議所は来年も引き続き説明・商談会を行う計画で、今年の台湾からの観光誘致実績を踏まえた上で、神戸・姫路観光産業発展のための更なる効果的な宣伝方法を検討したい考えだ。