全日本大学軟式野球連盟が、12月4日~12月11日の日程で台湾の新荘體育場棒球場(台北県新荘市)で第7回日台大学軟式野球国際親善大会を開催する。共催は台北市體育総会棒球協会、新北市新荘区體育会棒球委員会、後援が台北駐日経済文化代表処など。 同大会の参加資格は、平成24年4月1日現在、全日本大学軟式野球連盟に加盟する23連盟に所属するチームに平成24年6月1日現在、所属する見込みのもので、参加者は出場を希望する者から技術、人物ともに優れていると選考委員会が判断したもの、23名及び主務1名となっている。
参加申込は平成24年5月21日までに参加申込書を各連盟理事長を経由して大会事務局に提出され、選考会は6月23日、駒沢大学硬式野球部グラウンドで実施された。
セレクションを担当した全日本大学軟式野球連盟黒田浩二副理事長に聞いた。
「50m走タイム、バッティング、ノック、シート打撃、それと試合形式のなかで結果を出したものが選ばれました」
この親善試合は、最初が20年前に遡る。その誕生経緯などについて前述黒田副理事長はこう語る。
「一番の趣旨は軟式野球を台湾の人たちに知ってもらい、広めてもらうことです。台湾ではまだ普及が進んでおらず、ようやく連盟ができたところ。日本が全力でプレイするところをみていただいて、軟式野球って面白いなと感じてもらえたらと思っています」
今回で7回目。開催は不定期だ。大会参加費は1人につき、21万円かかるが、各連盟や大学が一部援助を行っている。それでも本人負担も多少あるのが現状だ。選手にとって軟式野球の普及というモチベーション以外にこの親善試合に参加する意味はあるのだろうか。
「メンバーはこの交流試合を楽しみにしています。一番は日の丸がついたユニフォームが着れるということ。まあ、WBSと同じ感覚があるのだと思います。それとやはりうまい選手たちが集りますのでお互いに刺激し合える関係にあります。試合はおそらく日本が勝つと思いますが、台湾チームとの交流もとても楽しみです」(黒田副理事長)