交流協会台北事務所によると、14日、邦人女性が台北市内士林区にある日本人学校へお子様を迎えに行った帰りに、同学校付近で暴漢に襲われるという事件が発生した。
同女性は、果物ナイフで斬り付けられ大けがを負ったが、命には別条ないという。 また、犯人もその場で現行犯逮捕されている。
警察の発表によると、犯人は総合失調症(精神分裂病)を患っており、就学中の児童・生徒や日本人を狙って犯行に及んだわけではないとのことである。
同事務所では、警察に対し、台中、高雄を含む日本人学校周辺警備を徹底依頼、これを受け、台北市士林区の警察でも登下校時における警察官の配置やパトロールの強化を図ることを明らかにしたという。
さらに、同事務所では、在留邦人に対し、不測の事態が生じることのないよう、引き続き、不審者の警戒、自身および家族の安全確保に十分留意するよう呼び掛けるとともに、身の危険を感じるような事態に遭遇した場合は直ちに110番通報をするとともに同事務所に連絡するように注意喚起している。