エバー航空(長栄航空)と、その子会社のユニー航空(立栄航空)は、交通部民航局が1月7日に公表した「金翔奨」の「国際・両岸路線部門」と「国内定期路線部門」の受賞企業としてそれぞれ選ばれ、その表彰式が18日に行なわれた。エバー航空は、ドイツの航空専門誌「AERO International」が同日発表した「世界で最も安全な航空会社トップ10」にも選ばれ、安全で高品質なサービスが世界的に評価された。
「金翔奨」は交通部民航局が2003年から二年に一度、優良な民間航空会社を表彰する目的で実施されており、定時運航率、サービス品質、顧客対応、空港会社や政策との協力度などの面から評価される。エバー航空はキティジェットの運航や、上級クラスのロイヤルローレルクラスの導入などでサービス向上を進めたほか、ユニー航空でも、台湾のコンビニ端末から予約、購入が出来るサービスを率先して導入するなどの経営努力が奏功した格好だ。
ドイツの航空専門誌「AERO International」の「世界で最も安全な航空会社トップ10」はドイツのデータバンクJACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre)による、過去の重大インシデントなどの記録を元に毎年発表されているもので、エバー航空は、フィンランド航空、ニュージーランド航空、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空、エティハド航空などに続いて第6位に選ばれた。エバー航空は1989年の創立以来、一度も死者や航空機の全損事故を起こしておらず、同ランキングには9年連続でランキング入りしている。
エバー航空は今年6月にもスターアライアンスに加盟する見通しで、全日空やユナイテッド航空などとの提携強化による更なるサービス向上に弾みをつけたい考えだ。