~大晦日にテレビで国民に談話を発表~
馬英九総統は旧暦の大晦日の2月9日夜、テレビのブラウン管を通して全国民に向けて年賀の挨拶を行った。 馬総統は談話で、今国民が最も高い関心を持っている経済の回復について「この1年を振り返り、世界経済が衰退して苦しい状況が続いたが台湾の経済は昨年第4四半期から徐々に回復に向かっている」と景気に明るい兆しが見え始めたことを指摘し「2012年12月の失業率は引き続き降下し4.18%となり、失業者数は前月比で1万人減少している。また、同12月の就業者数は前月比1万3000人増加と顕著な伸びを示している」とし、新たな一年は経済も生活もさらに良くなると説明し、国民に安心して欲しいと呼びかけた。
その上で国民への新年の願いとして「産業発展・経済振興・雇用創出」「社会安定・相互の思いやりと協力」「前向きな活力と相互刺激で挑戦・新時代の開拓」の3つを挙げ、台湾のパワーをもって皆が団結すれば「乗り切れない苦境はない」と力強くテレビで国民に向け語りかけた。