僑務委員会は昨年9月1日に組織法を改正し、委員長には呉英毅氏が連任された。呉委員長は2008年5月の就任以来、海外華僑への支援と協力に尽力している。日本に住む華僑への関心も強く、今年1月には東京、2月の旧正月期間中にも大阪を訪問するなど、日本各地の華僑団体主催のイベントに積極的に参加し、交流を図っている。
僑務委員会は「迎僑青、聚僑心、壯僑社(華僑青年を迎え、心をひとつにし、コミュニティーを広げる)」を業務の目標とし、新世代の育成、海外華僑と政府の架け橋として、海外と国内の交流を促進しているが、呉委員長は「(台湾人が)ワーキングホリデーに出かけて行った際には様々な問題が山積する。僑委会は現地の商工会などと協力したり、電話番号を登録し、問題が発生した際には即座に対応できるようにしている」と、海外で活躍しようとする若者に対しても、新たな支援展開を語り、海外華僑と政府の繋がりを更に密接にしていく事を明らかにした。