台湾の人気エレクトリックポップバンド、来日初公演が大盛況

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楽屋でインタビュー
楽屋でインタビュー

 国内外のインディーズバンドや沖縄、台湾などのアーティストを招聘し、型にはまらない音楽シーンを提供し続ける東京・青山のユニークなライブハウス“月見ル君想フ”では、2月、台湾ウィークと銘打った企画公演「春節のかりゆし2013『ROMANTIC TAIWAN』」を開催中だ。

 この一環として、13日、日台の女性POPシンガーが出演する「魅惑のバレンタインPOP SHOW」と題したコンサートが開かれ、台湾の人気エレクトリックポップバンド「The Girl and The Robots」が初来日公演を行った。ほかにミラクルポップガール「南波志帆」、ファンタジックPOP RAPバンド「ぱいなっぷるくらぶ」が出演した。

 200人ほどのキャパシティのホールは開場の7時を過ぎると続々とファンが詰めかけ開演の午後8時には満員御礼状態になった。

演奏中のメンバー
演奏中のメンバー

 ぱいなっぷるくらぶ、南波志帆の後、午後9時過ぎに登場した「The Girl and The Robots」は、平行宇宙や在花園中といったヒット曲を熱唱し、観客を魅了した。終演は午後10時30分を回った。

ちなみに、「The Girl and The Robots 」はボーカルの林怡君(女性)、載建守、蘇玠亘、江力軍の4人組のメンバーから構成されている。2008年に結成され、これまで2枚のアルバムと3枚のシングルを出している。現在は、レコード会社所属。

 午後5時半、リハーサル直後に行ったインタビューによれば、日本のアーティストでは、YMOやくるり(1996年立命館大学の音楽サークルから誕生)やSUPERCAR(1997年デビュー)といった日本の新世代ロックバンド「97世代」と呼ばれるムーブメントの影響を受けたという。

 メンバーはこれまで日本に来たことはあるが、演奏では初めてで「すごく興奮する」と話していた。ボーカルの林さんは「日本のライブハウスのPAさんは、台湾よりプロフェッショナルな気質を感じる。台湾はもう少しゆったりしている」と語った。

日本で行きたいところは?という質問には、メンバーはそれぞれ、レコードショップ・楽器店、居酒屋、築地という答が・・・・・・。

アンコール曲は「平行宇宙」だった。