福岡・台湾経済文化交流ミッション開催〜結束強化へ

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福岡県では、台湾との経済文化交流の強化を目指し、1月10日から3日間の日程で、小川知事を団長に、県議会、経済界、観光、農業、文化等の分野の代表者を台湾に派遣し、台湾関係者との意見交換や、福岡の魅力を紹介するプロモーションを実施した。

参加者
参加者

「福岡プロモーション」には200人を超える関係者が出席。いちごの「あまおう」をはじめとした農産物、ファッション、九州国立博物館といった福岡県の魅力を紹介した。

福岡県小川洋県知事
福岡県小川洋県知事

挨拶に立った小川洋県知事は「福岡県は日本の自治体の中で唯一、交流協会の当地の事務所に職員を派遣している。台湾は弁事処を福岡に開き、貿易センターの拠点も置くなど、福岡のことを重要に扱っている。福岡県と台湾、地域同士の交流を深め、発展させていくためには人的交流が非常に大事だと考えており、中小企業の経営者同士が交流をするプログラムも行っている。福岡県は台湾との関係をゆるぎないものにしたい、もっと発展させたいと強い気持ちを持っている」

会場には、昨年、福岡県の品評会で知事賞を受賞した日本酒を用意。さらには、福岡県だけでしか栽培されていない苺「あまおう」、みかん、柿、キウイなども振る舞われた。

亜東関係協会廖了以会長
亜東関係協会廖了以会長

亜東関係協会の廖了以会長は「小川知事と松本議長のお招きに感謝したい。台湾と福岡県の友情は深い。昨年1月から11月までの統計によると、台湾から日本を訪れた観光客は144万人に上り、一昨年の同じ時期に比べ、36.65%成長した。今後も台湾と福岡県の交流を加速させたい」と挨拶した。

福岡県議会松本國寛議長は「日本で極めて大きな災害が起こった時、真っ先に支援していただいたのは台湾の人々だった。台北市の青年公園に、福岡と台湾の絆として桜の木を100本、植樹をした。度々、青年公園を訪れ、友好関係を確認していきたい」と述べた。

出席者に紹介されたのは「福岡アジアコレクションFACo」というファッションイベントだ。ゲストとして、昨年、FACoを取材した台湾青文出版社の陳純儀編集長や、以前、FACoに台湾代表として参加した4人の女性らがミニファッションショーを行い、壇上で福岡の街の印象などについて語った。

台湾人女性らによるミニファッションショー
台湾人女性らによるミニファッションショー

福岡県議会、福岡台湾友好議員連盟の加地邦雄会長が「昨年10月、福岡県の議員連盟で青年公園に桜の植樹をした。今回、現地を見てきたが、一輪の綺麗な桜の花が咲いていた。福岡県と台湾との交流が更に深まることを期待したい」と会を締めくくった。