多数の著書やテレビ出演で有名な台湾人医師の周東寛さん(南越谷健身会クリニック院長)の「Dr.周東ディナーショー」が、3月29日、越谷のベルヴィ・ギャザホールで開催され、300人が集った。
午後6時の開演冒頭で挨拶した周東寛さんは、「今日は越谷市長さん、吉川市長さんが見えられます。私にとっては視聴率が上がって……」とダジャレで観客を笑いの渦に。その後、カラオケと健康についてユーモアを交えながら話し、「これより楽しいひと時を楽しんでください」と呼びかけた。
ディナーショーは大きく3部に分かれ、1部の午後7時までの1時間は、踊りとダンスの部。ダンス教室などの先生や生徒が日頃の練習の成果を五木ひろしなどの歌に合わせて披露した。
2部は、午後7時過ぎ、張瑞銘さんのアカペラ「乾杯の歌」で始まった。参加者にお酒や料理が振る舞われるとともに、藤あや子さんなど演歌を中心に一般の出演者6人による歌が続いた。
また、午後7時30分からは、周東寛さんと獨協医科大学越谷病院の犬飼敏彦教授による講演(「代謝を高めれば、血管障害が改善する」)、高橋努越谷市長、戸張胤茂吉川市長のスピーチ、日本中華連合総会毛利友次会長のお祝いの言葉があった。毛利会長は、「楽しいディナーショーで、いい話を聞かせていただいて“幸せホルモン“で隣席の皆様は年齢が20歳に若返ると思います」とジョークを交えた軽妙な挨拶で参加者を笑わせた。
3部は、11人のレッスンプロ&プロ歌手が登場した。後半、澤壱朗さん、飯田数子さん、秋陽子さん、岩城一郎さん、美樹ようこさん、麻生直花さんの歌に、駆けつけたファンは花束やおひねりを贈り、熱心に声援を送っていた。
演目の最後は、周東寛さんの前川清メドレーだった。コーラスグループやダンスチームが花を添えた。
来賓の第一興商の紹介とともに、午後9時30分、周東寛さんによる閉会の挨拶で3時間30分におよんだディナーショーは無事に幕を閉じた。
Dr周東寛…台湾・高雄出身、1978年昭和大学医学部卒業、1980年博士号取得、1990年越谷市に医療法人健身会設立、理事長に就任。現在、埼玉台湾総会名誉会長。カラオケを趣味とし、書籍や絵画の執筆にも精を出し、TV番組にも多々出演。まさに何でもこなせるマルチな医師。座右の銘は「何事も元気はつらつ百歳まで」。