一般社団法人日本旅行業協会(本部;東京都 会長菊間潤吾 以下JATA)は、2013年9月12日~15日まで、東京ビッグサイト東1.2.3.6ホールで「JATA旅博2013」を開催することを決め、3月5日、都内で記者会見を行った。
同イベントは、新たな旅のスタイルを発信する「展示会」、旅行産業の発展を考える「国際観光フォーラム」、国内外のセラー・バイアーが一堂に会する「国際商談会」、企業・団体・個人や優れた旅行商品を表彰する「顕彰事業」の4つのイベントから構成されている。
今回は、訪日ツアーの増加と訪日外国人旅行者の拡大を図るために、海外の訪日旅行取扱旅行会社及びメディアと、日本国内の観光関係事業者との商談会(インバウンド商談会)や日本ブース出展エリアを拡大する。
昨年は、156の国や地域から708の企業・団体が出展し、総来場者数12万5989人を数え、過去最高を記録した。
記者会見には、JATA旅博推進会議委員長 古木康太郎氏、日本旅行業協会理事長 中村達朗氏、JATA旅博推進室室長 長谷川和芳氏、JATA旅博統括プロデューサー 榊原史博氏が参加した。
冒頭、挨拶に立ったJATA旅博推進会議委員長 古木康太郎氏は、例年テーマを設けているが、今年は「旅で示そう 日本の元気」にしたとし、「東日本大震災では、日本はその行動や復興のあり方が世界の関心を集め、『がんばろう 日本』をスローガンにして一丸となった。そこで今回は日本の元気を世界に知ってもらおうと考えました」と語った。
次いで、JATA旅博推進室室長 長谷川和芳氏は今回の旅博のポイントを解説した。中でも、国際観光フォーラムにおいて初めて「アジア旅行市場分析」をテーマとしたシンポジウムを開催し、台湾・韓国の観光担当官を招聘すること、また、近年中断していた旅行ツアー商品を販売するエリア「トラベルバザール」を、東6ホールを新たに借りることによって9月14日、15日のみ実施すること、にマスコミの関心が集った。
今後、開催に向けて準備が進むが、節目ごとに情報発信がなされることになる。