チャイナエアライン、高松—台北直行便就航

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台湾を拠点とする航空会社チャイナエアラインは、3月21日に高松–台北(桃園)便の運行を開始し、21日、就航に合わせ、高松空港で記念式典を開いた。

夜7時過ぎ、搭乗口前で行われたセレモニーには、空港関係者や香川県行政担当者、中華航空担当者ら約35人が出席。夜7時50分の便の搭乗客も式の様子を見守った。

香川県の浜田恵造県知事が「経済面では香川県から多くの企業が台湾に進出する一方、観光面でもチャーター便の運行等を通して交流が広がっている。台北線の就航で、相互交流が深まることにより、経済や文化を初めとする様々な分野で効果がもたらされることを期待している。香川県では高松空港が四国の拠点空港として一層発展していくよう航空ネットワークの充実を図りたい」と挨拶した。

チャイナエアライン孫洪祥代表取締役社長
チャイナエアライン孫洪祥代表取締役社長

また、チャイナエアラインの孫洪祥代表取締役社長は「香川県には文化、歴史、サービス面など、我々からも尊敬できるものが沢山ある。就航によって、高松と台湾間での文化経済交流の向上を期待している。台湾から毎年150万人が日本を訪れているが、高松を訪れる人はまだ多くない。この就航で、台湾から高松へ多く送客することが可能となる一方、高松から台湾へも足を運んでもらえる。台湾は熱い人情、歴史、文化、風景などと観光名所が豊富だ。現在は週2便だが、ゆくゆくはデイリー運行に向けて頑張っていきたい」と話した。

台北駐日経済文化代表処/沈斯淳代表
台北駐日経済文化代表処/沈斯淳代表

台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表は「この路線の開設はオープンスカイ協定の具体化であり、台湾と香川県との間で、幅広い交流が始まっていくことを確信している。今後台湾からの観光客が増えることはもちろん、今まで以上に多くの日本人が台北-高松便を利用し、多様な文化と美食で知られる台湾を訪れることを期待している。」と就航を祝った。

テープカットで就航を祝った
テープカットで就航を祝った
夜7時50分の第1便は台湾に向け飛び立った
夜7時50分の第1便は台湾に向け飛び立った

テープカットを行った後、チャイナエアライン孫社長から香川県浜田知事に記念品が手渡された。第1便の搭乗客132人は記念品を受け取った後、機内へと乗り込み、飛行機は台北へ向け出発した。運行機材にはボーイング787-800を使用、高松-台北間は約2時間40分の飛行となる。木、日の週2便のフライトで、高松を夜7時50分に出発、台北には夜9時30分に到着。帰りの台北発は午後3時15分で、高松には夜6時50分に到着する。