沈斯淳代表福岡訪問、歓迎パーティー福岡市内で開催

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パーティには約100名が出席した
パーティには約100名が出席した
福岡日華親善協会/天岡健会長
福岡日華親善協会/天岡健会長

台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表が福岡を訪れ、歓迎パーティーが、3月6日、福岡市内のホテルで開かれた。福岡の政財界、台湾からの留学生ら約100名が出席した。 パーティーを主催した福岡日華親善協会の天岡健会長は「日本に赴任する外交官の中で最も人気が高いのは福岡だ。人が良い、食事が美味しい、酒が美味しいといった理由で好まれている。今日は沈代表と一緒に楽しい時間を過ごして欲しい」と、沈代表や来賓に歓迎の意を示した。

沈代表を囲んでの記念撮影
沈代表を囲んでの記念撮影

沈代表は「駐日代表として着任以来、これまで築かれてきた良好な台日関係の基礎の上に新たな局面を切り開いていきたいと思い続けている。台湾として日本は2番目の貿易相手国であり、日本にとって台湾は第5位の貿易相手国で、経済的にも密接に結びついている。また、日本と台湾を結ぶ航空路線が次々と開設され、毎週350便のフライトがある。昨年の台日間の往来人数は300万人に達し、今後も増加が期待される。良好な台日関係を推進、発展させていくために皆さんにご協力いただきたい」と挨拶。福岡県中華総会の呉坤忠会長も、ユーモラス溢れるスピーチで会場を沸かせた。パーティーには、福岡県議会・松本國寛議長、日台友好福岡市議会議員連盟・稲員大三郎会長、福岡県中華総会・王子昇僑務委員、前衆議院議員・楠田大蔵氏らも出席した。

乾杯の音頭を取ったのは、台北駐福岡経済文化弁事処の曽念祖処長で「中華民国台湾と日本との友好関係の発展を祈念します」と、友好関係の更なる発展を誓った。 また、陳胤安さんや林斐筑さん、蕭家如さんら、台湾在日福岡留学生会のメンバーが登壇し、それぞれが、日頃の支援に対し、感謝の気持ちを述べた。 食事を囲んでのパーティーに、出席者同士の会話にも花が咲いた。話題として、WBCで日本と台湾チームが共に予選第1次ラウンドを勝ち上がったことなどが持ち上がり、日台関係の文化面での親密さをうかがわせた。来年10月、太宰府市の九州国立博物館で、台湾の「故宮博物院」展の開催が決定するなど、福岡と台湾の文化面での交流も密接になっている。

福岡県台湾友好議員連盟の加地邦雄会長は「友好の絆に桜を台湾に贈呈したいと、福岡台湾桜絆会を設立、昨年10月にショウワザクラという桜を100本植樹した。100本にしたのは、辛亥革命100年の歴史を記念するという意味を込めた」と、桜の台湾贈呈の活動について触れ、「初めての来福だという沈代表には、福岡の良さを楽しんで体感していただきたい。」と沈代表に歓迎の気持ちを表した。