認知症患者日台比較、台湾65歳以上人口の4.97%、日本9.5%

0

台湾・中央社の報道によると、行政院衛生署は4月12日、全国認知症有病率調査(2011年~2012年)の結果を発表、65歳以上の高齢者のうち、軽度以上の認知症の有病率が4.97%だった。これは、約20人に1人が認知症にかかり、全国では13万人にのぼることが判明した。
ちなみに、世界衛生機関(WHO)の2012年の発表によると、東アジア地域の60歳以上の高年齢者の認知症有病率は4.98%だという。
さて、日本ではどうか。厚生労働省は、2002年に、要介護認定を受けた人に占める認知症の人の割合から、認知症の高齢者数を推計した。それによると、2010年に全国で208万人、2015年に250万人、2020年に289万人、2025年に323万人になると予測された。
 ところが、平均寿命が延び、高齢化が進行したため、厚生労働省が再度、推計を行ったところ、認知症の高齢者数は2010年時点で280万人に。これは、65歳以上人口の9.5%を占めることになる。昨年時点で305万人に達している。
 日本は、台湾の約2倍、高齢者の認知症が多いことになる。