行政院内政部は3月30日、8000人以上の児童を対象とした「憧れの職業」の人気投票結果を発表した。この調査は台湾の「こどもの日」である4月4日を間もなく迎えることから実施したもの。
男女共通で第1位にはフライトアテンダント(客室乗務員)、そして消防士、野球選手と続いた。男女別でみると男子は第1位消防士、そして野球選手、パイロットと続いた。女子では第1位がフライトアテンダント、芸能人、そしてパン屋だった。
また、親として子供に就かせたい職業としては、高収入が保証されることから医師、弁護士、教師だったものの、児童の上位10位にはいずれも入っていなかった。
結果発表前、内政部の李鴻源部長は「多分芸能人、そして台湾プロ野球界のスター王建民の影響を受けて野球選手が人気だろう」と予想していたが、先に行われたワールドベースボール(WBC)での台湾チームの活躍もあり、それが人気を後押しした模様だ。李部長は「自分が子供の頃になりたかった職業は当時、2人の台湾人がノーベル賞を受賞したことからか“科学者”だった。だから一生懸命勉強した。だが、もっとも大切な事は子供たちが無事に成長することだ」と台湾の将来を担う子供達に応援のエールを送った。