衛生署国民健康局は5月12日の母の日、台湾の44歳以下のお母さんの9割が運動不足との調査結果を発表した。2009年より実施している国民健康訪問調査結果によるもので、週3回以上定期的に運動する習慣のあるお母さんは9.2%と1割にも満たなかった。その習慣を持つお母さんの年齢別分析は24歳未満は4.1%、25~34歳4.6%、35~44歳7.3%、45歳~54歳10.9%、55歳~64歳12.8%となっている。年齢が低いほど運動習慣がない一方、高齢になる程運動を心がけていることが分った。
衛生署国健局の陳延芳組長は「運動不足は死亡率を高め、心臓疾患や糖尿病など慢性疾患の原因となる。大腸がんや高血圧、骨粗鬆症に疾患するリスクが高くなり、さらにうつ病など、心の健康にも影響する」と指摘している。
国健局では、大人は少なくても週に150分以上運動して汗を流すことが健康に良いとアドバイスしている。
今年の母の日も台湾各地でさまざまなイベントが行われたが「母の日のプレゼントとして万歩計、自転車など運動用品を贈り、お母さんの健康に気遣って欲しい」(陳組長)と話し、また「体重計をプレゼントしてダイエットを勧めるのも良いアイディア」(同)と推奨している。