行政院衛生署が昨年の十大死因を6月6日に発表した。2012年の死因トップは悪性腫瘍(がん)で、昨年の死亡者15万3823人のうち28.4%を占めていた。癌が死亡原因トップとなるのは31年連続。続いて11.1%を占めた心臓疾患、7.2%の脳血管疾患、6.1%の肺炎、6.0%の糖尿病、不慮の事故、慢性肝疾患・肝硬変、腎臓病の順で続いた。
2011年に比べて目立ったのは慢性肝疾患肝硬変で5.7%も下がった。これは予防接種と慢性肝炎の治療が効果かを挙げているのが原因とされている。また、昨年の自殺者は3766人、平均寿命は速報値ベースで79.5歳。うち、男性が76.2歳、女性83.0歳といずれも2011年に比べて若干増加している。平均寿命についてある医師は「誰もが80歳以上まで生きて然るべき」(中央健保局台北駅前病院・医師)とまで言い切れるほど、台湾の医療技術は世界的に最先端の水準とされている。