前衆議院議員中津川ひろさと氏の事務所前で６月２８日、日本維新の会・石井よしあき氏の個人演説会が開かれた。石井氏は、夏の参議院選挙で日本維新の会から比例代表公認候補として立候補が予定されており、この日は先日、参議院選挙での立候補断念を発表した中津川氏が石井氏を応援するために、アピールの場を設けた。演説会場には、来賓とともに中津川後援会関係者などが多数、集った。
冒頭挨拶は、中津川後援会長代行である中川巌氏だった。中川氏は「中津川ひろさと君を激励する会」が主催した６月１１日のパーティで石井氏と初めて会った好印象を述べた上で「日本維新の会から３１人の立候補が予定されています。そのうちの８番目に石井さんがなっている状況です」支援者に檄を飛ばした。
次いで来賓として、ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパンの藤井巌喜氏が応援演説を行った。「実は石井さんとは３つの縁で結ばれております」と述べ、１つは、懇意の軍事評論家、田母神俊雄先生（元航空幕僚長）が推薦されていること、２つ目は、西村眞悟先生が国政報告会で石井さんをよろしくとおっしゃったこと、３つ目は、中津川先生が応援をされていることだとし、「３人の方が太鼓判を押されており、ぜひ全力で応援したい」と述べた。
演説会の主催者でもある中津川ひろさと前議員は、日本維新の会は今、逆風にあるが「安倍政権がアベノミクスを成功させて憲法改正を行う際にはかならず維新の会の力が必要となる」と語り、石井氏への応援を呼びかけた。
石井よしあき候補（予定者）は、航空自衛官としてのこれまでの主な経歴、例えば、ベレンコ中尉亡命事件、大韓航空機撃墜事件、そして３．１１東日本大震災などの体験を紹介しながら、首都直下型地震の訓練に際して、自衛隊を拒否する自治体が存在したことに触れ「都知事の要請により災害派遣部隊として動いているにもかかわらず、反対をされる国を守る組織は世界中、どこにもありません。その根本的な問題は憲法にあります」と語り、憲法改正こそ立候補の大きな動機であるとした。
演説終了後、中津川後援会婦人部より石井候補（予定者）に花束が贈呈され、乾杯の音頭をもって演説会は終了した。
