日台の架け橋へ〜福岡のデザイン・グラフィック制作会社、台湾進出へ準備着々

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台湾進出計画を明らかにした
台湾進出計画を明らかにした

日台のビジネス交流が活発化し、ここ数年で多くの日本企業が台湾への進出を果たす中、広告関連業界でも動きが出始めた。台湾進出への計画を明らかにしたのは、福岡市のコミュニケーションデザイン会社「3mg」だ。同社は、九州を中心に、広告宣伝、ポスター制作、販売促進、ブランディング、ウェブサイト制作などを手がけているが、視野を海外に広げ、布石として台湾をターゲットに据えた。
取締役の中村友香氏は「台湾には日本でも人気の書店があるなどデザインに対する意識が高い印象がある。面積も九州とほぼ同じでマーケット感をイメージしやすい。日本と台湾の架け橋となるような展開をしていきたい」と今後の展望について語る。
昨今、日本の出版社が台湾に進出し、台湾人若者向け雑誌を展開したり、情報誌を製作したりするケースも多い。メディア業界でも、台湾人気情報サイトと日本企業がコラボして顧客拡大を狙うケースも増加傾向だ。

台湾市場のイメーつかみ、営業展開を行う
台湾市場のイメーつかみ、営業展開を行う

同社では、今後、台湾視察を重ねながら、台湾市場のイメージを掴み、実際の営業展開を行う方針だ。中村友香氏は「観光客向けの土産パッケージデザインや、新規店舗のロゴやツールなどを含めたトータルデザインを手掛けていきたい。新しいものにチャレンジしたい気持ちを共有できる仲間と、国境を越えたプロジェクトに取り組みたい」と意気込みを語っている。