九州観光の魅力をPRしようと、九州の行政機関等が台湾人プロデューサーを招致し、テレビ番組を制作する。テーマ「九州に特化した旅行」で、台湾から制作チームを招請、福岡県、長崎県、熊本県で撮影を行う。
制作チームは、プロデューサー許克中さんをはじめ、台湾人タレント・黄荻鈞さん、李沛瑾さん、台湾制作会社スタッフの計7名で構成。7月中旬に台北から福岡空港へ到着。数日間に渡って、キャナルシティや、博多祇園山笠、博多水炊き、櫛田神社、福岡タワー、太宰府天満宮、柳川川下りといった福岡の名所旧跡、観光の名物を撮影。
台湾では日本の観光・旅行番組が放送されており、『GoGoJapan』『大口吃遍台湾(世界)』などが台湾人視聴者からの人気を集めている。民視放送の『GoGoJapan』は台湾人女性レポーターが日本の観光地でロケを行い、臨場感たっぷりに名所を体験する。また、『大口吃遍台湾』の司会者の一人・吉田談吉さんは九州出身とあって、番組を通して九州の魅力を台湾人に伝え、日台の架け橋としての役割を担っている。
チームは福岡県内の撮影を終えた後、長崎県に移動、平戸やハウステンボス、佐世保、長崎市中華街といった観光名所を撮影の予定だ。長崎でのロケを終えた後は、熊本県へ移動、阿蘇や白川水源、黒川温泉などを撮影。約2週間の撮影を終えた後、クルーは福岡空港から台湾へ帰国する。撮影された映像は編集作業を行い、今年10月下旬〜来年1月下旬まで、13回にわたって放送される予定だ。