在日台湾華僑が主催する「軍人節」パーティが、9月3日、都内(恵比寿ガーデンプレイス・海南鶏飯)で盛大に開催された。台湾の現役・退役軍人とその家族、在日華僑団体の役員など、約80人が参加した。「栄光会」(在日台湾華僑軍人が集う会)による同パーティは13年前から毎年9月3日に開催されるようになった。
午後6時過ぎに開会。冒頭で抗日戦争時の古いフィルム鑑賞会が行われた。この後、全員で黙祷を捧げた後、「栄光会」の河道台会長、台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表が祝辞を述べ、日本中華連合総会毛利友次会長が乾杯の音頭を取った。
参加者は美味な料理やお酒に舌鼓を打った。和やかな懇談の輪があちこちにでき、午後8時ころまで続いていた。
ちなみに、「軍人節」とは軍や軍人をたたえる日。9月3日と決まっている。ただ、軍人節は国の記念日ではあるが休日ではない。9月3日の意味は、「抗日勝利記念日」。日本では8月15日が終戦記念日だが、じつは、9月2日は、日本が中華民国に対し、降伏文書に正式にサインした日。つまり、日本の降伏は9月2日ということになるが、当時、中華民国総統、蒋介石は「日本に勝利した日」を2日ではなく、日本が降伏状態となった3日と定めた。