NPO法人ベーシックライフインフォメーション協会(NPO法人BLI協会)が主催する「医学の進歩を楽しみながら食を堪能する会」が11月4日、都内で開催された。
この催しは、最新の心臓治療の講義を聞いた後、台湾・日本の歌曲を楽しみながら台湾料理を楽しもうというもの。BLIが掲げる「『日本、アジア、そして世界へ』の橋渡しを志向し、行動する活動」の一環として企画された。
開会に先立ち、BLIの田代實範理事長は、“NPO法人BLI協会”の説明を行うなかで、1つの実績として、映画「空を拓く 建築家・郭茂林という男」(2013年2月公開)の製作を挙げた。同映画は、日本初の超高層ビル“霞が関ビル”を始め、新宿副都心など数々の超高層ビルの設計を手掛けた台湾出身の建築家・郭茂林の半生を追ったドキュメンタリー。「この方の生涯を紹介する映画を作らせていただきました。お陰様で長期間上映されまして喜んでおります。今度、中国語版もできます」(田代氏)
第一部は、入江嘉仁さん(福島県立医科大学災害医療支援講座教授・磐城共立病院心臓血管外科部長)による「心臓血管外科最新治療法」と題した講義だった。
スクリーンを使った分かりやすい映像と巧みな話術に参加者は熱心に聞き入っていた。
第二部は、張瑞銘さん(東京中華学校音楽教師・レストランアルテリーベ専属テノール歌手)と入江玲子さん(張瑞張夫人=元音楽教師)の歌と演奏だった。
張瑞銘さんは、自らCD化した「愛の島FORMOSA」のほか、日本の「里の秋」「荒城の月」、台湾歌謡の「板橋の女」、カンツォーネの「帰れソレントへ」などを熱唱、入江玲子さんは、台湾歌謡「望春風」「雨夜花」を張瑞銘さんの二胡演奏をバックに抒情豊かに歌い、参加者は惜しみない拍手を送った。
第三部は、会食(台湾料理)だった。参加者は美味な台湾料理と紹興酒を楽しみながら交流を深めていた。
中締めの挨拶は、BLIの加藤美智子さんが行った。