２０１３年の「横浜台湾同郷会定例会員総会」は「連接～手を繋ぎ助け合う～同郷会の輪」をテーマに、１１月２３日、ローズホテル横浜で開催された。来賓、同郷会会員やその家族、友人も誘われ、総勢３５０人以上の関係者が出席した。
午後６時過ぎ、司会が「横浜台湾同郷会は、今年産声をあげてから６０年が経ちました。それは新しい始まりを意味します。先人たちは戦後の混沌とした時代に同郷会を設立し、互いに助け合いながら会を守り、目指すべき道しるべとなってきました。先人たちの意志を継承して新しい時代を築いていきたいと思います。その幕開けとして『横濱台湾同郷会 慶祝創立六十周年記念式典』を開催します」と挨拶し、第一部式典が始まった。
冒頭、「６０周年の歩みと活動」（映像）が流され、青年部や婦人部の活動、旅行や成人式、クラブ活動、学童クラブの運営などが紹介された。その後、第5代会長呉正男さん、第6代会長黄光耀さん、第7代会長陳政雄さん、第8代会長頼進文さんが登壇し、鄭尊仁現会長が花束を贈呈。「横浜台湾同郷会は、皆さんのご協力によって、今年で６０周年を迎えることができました。ありがとうございました」と力強く挨拶した。
また、組織の還暦に合わせて、今年、還暦を迎えた来賓や会員が登壇。赤いちゃんちゃんこを身にまとった。学童クラブの子どもたちが「ハッピーバースディ」を合唱したり、台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表が祝いのケーキに入刀すると、会場から大きな拍手が起きた。沈斯淳代表は「横浜台湾同郷会60周年、おめでとうございます。今日、日台関係は極めて順調です。さらなる交流の発展のために一層のご尽力を賜りたい。代表処も仲間意識をもって一緒に歩んで行きたい」と語った。その後、司会による来賓紹介があった。
午後７時過ぎ、第二部「祝宴」に移った。同会名誉顧問・呉正男氏の乾杯音頭で祝宴の幕は開け、横浜中華学院の生徒が演じる民族舞踊、同生徒親子によるフラダンス、横浜中華学院校友会の中国獅子舞などの演芸が披露され、横浜台湾同郷会の夜を賑やかに盛り上げた。
閉会の挨拶は、「横濱台湾同郷会 慶祝創立六十周年記念式典」大会桐山梨恵子実行委員長が行った。「無事、60周年式典、祝宴のお開きを迎えることができました。皆様方のご協力を感謝申し上げます」と締めくくった。
このほど、2年７カ月の赴任生活を終えて帰台する横浜分処李明宗処長は「横濱台湾同郷会は、横浜にある各華僑団体のなかで組織も大きく団結も強い。60周年は本当に素晴らしいです。今後も台湾のために頑張ってください」と語っていた。また、同じく、30年の勤務を終えて退任する横浜分処渉外担当林怡炫さんは「横浜代表処に30年間、務めることができました。ありがとうございました。皆さんに台湾への関心を一層、強く持って欲しいと思いますし、私の後任にも台湾の力になれるよう頑張って欲しいと思います」と後輩に呼びかけていた。
