日台商工交流会廣川啓智会長は、これまで台湾の標準収入以下の中低収入家庭に対し、年末に様々な支援を行ってきた。近年は世界台商会や警雁協會を通じて寄付を行ってきたが、担当者が替わり、連絡が取れなくなるなか、今年も寄付を行う意向。また、台湾の立法委員賴士葆の紹介により、財団法人草根影響力文教基金会もこの支援活動に賛同し、更なる多くの募金と救援物資の寄付を呼びかけている。廣川会長は全ての寄付金の流れは透明化するとしている。
廣川会長は、最近の中国大陸の台商の一部のモラルなき金儲けを憂いながら「現在、台湾の貧富の格差は激しく、弱勢団体と標準収入以下の者が日々増えています。しかも台湾の国民総所得はアジア4小龍(アジアの4匹の虎)中、最下位。寄付などの善行も徐々に減ってきました」と支援を呼びかけている。
寄付(募金)内容と募金方法は以下の通り。
記
歳暮天漸寒 送暖回台湾
~日本台商の愛を募集 寄付毛布、湯たんぽを台湾の貧困の人々に~
募金方法:2000円以上
募金口座:三井住友銀行 天王寺駅前支店
普通口座:1647403 日台商工交流會 代表廣川啟智
フリガナ:ニッタイショウコウコウリュウカイ ダイヒョウ ヒロカワケイチ
募金の公開方法:全ての募金を公開し 購入した救援物資を全てリストにして公開します。
他の寄付窓口:台湾立法委員賴士葆推薦
中華民國 財團法人草根影響力文教基金會
執行長 林良娥
台北市忠孝東路三段136號4樓之1
募金の使われ方:全ての寄付品は草根影響力文教基金會に贈呈し、写真と動画を撮り、インターネットにアップロード。台湾と日本台商の方々がインターネットで愛を繋ぐを見られるようにします。
寄付対象:児童養護施設、中低収入家庭、各地域の里長と台灣警雁協會推薦の貧困家庭と老人。
※日本各地域の台商、華僑の皆さんは、台湾の事に関心を持つでしょう。行動により、我々の愛を伝えましょう。この歳暮寒冬の時、暖かい愛を台湾へ(廣川会長)
●廣川(黄)啓智氏プロフィール
台北市生まれ。40年前大阪芸術大学に留学。卒業後、日本で起業。その後、事業に成功し、現在、日台商工交流会会長、日本聯合設計株式会社社長、僑務委員会僑務顧問などを歴任。1999年、台湾中部大地震では、日本関西台商協会会長だった同氏は毛布や援助物資、募金を呼び掛け、また、阪神淡路大震災(1995年)で余った仮設住宅を台湾に寄贈した。この時、台湾・立法委員賴士葆と知り合う。数年前より、大阪地域の老人ホームにオムツを寄付。2007年、世界台商会会長だった同氏はベトナムと南アフリカからの要望に応じて個人として日本製毛布を寄贈(台湾の警察関連協会=台灣警雁協會 Taiwan Police Care Assosiationを通じて)。さらに、台湾各県市の台灣警雁協會の分会と各地域の警察局の調査により判明した交通遺児や貧困家庭に対し、寄付(日本製毛布を寄贈)を続けている。