2020年開催の五輪招致に成功した東京だが、その決め手とも言われるのが、日本人の精神を表した「おもてなし」。2013年の流行語大賞に選出されるなど、日本人を表現するには必要不可欠な言葉となった。 東京の五輪招致は台湾の人々からも歓迎の声があがった。アジアの牽引役として東京が再び狼煙を上げるのかにも注目が集まる。そんな中、台湾で人気を集めているのが、日本発「おもてなし」Tシャツだ。元来、日本の「ひらがな」は台湾でデザインとしても人気が高い。「的」を表す「の」は既に浸透しており、台湾の街を歩けば飲食店やアパレルショップの店名に「〜の〜」のように「の」を擁したものもよく見かける。
東京のデザイン会社が発案した「おもてなしTシャツ」は、デザインとして重宝されている「ひらがな」であることに加え、日本人の特徴として持ち上げられた「客人を丁重にもてなす」という意味、さらには「2013年の時事キーワードになった」とあって、日本を愛する台湾人の間で人気となっている。ここ数年で、日本料理の飲食店が台湾にも多く進出したが、店員が「遊び心」のあるユニフォームとして着用することもあると言う。
台北市のある日本料理経営者は「このシャツを着るようになって、日本人客の方から『そのTシャツ面白いねぇ』と声をかけられ、コミュニケーションが取れるようになった。日本人のお客さんは心優しい人が多いので、店の雰囲気もよくなる」と話している。Tシャツはインターネットで注文でき、台湾、日本への配送が可能だ。
関連サイト/http://www.upsold.com/dshop/mygoods/eating-man/d/475513