日本国際客家文化協会が１２月１日、都内で関連団体であるアジア文化総合研究所創立３５周年記念祝賀会を兼ねて２０１３年度忘年会を開催した。６４名の来賓、華僑団体会長などが出席した。
午後６時、開会の挨拶に立った日本国際客家文化協会の岡村央棟会長は、親の会に当る創立３５周年を迎えたアジア文化総合研究所（鍾清漢会長）、２０年前に設立された関連団体の国際アジア文化学会（坪井健理事長＝駒沢大学教授）について説明しながら「今日は３つの会の合同忘年会となります。実は国際客家文化協会は来年設立１０周年を迎え、盛大な記念式典を開催予定です」と報告した。
岡村会長によれば、来年８月、台湾の国立大学の客家研究センターとタイアップして１５人の客家研究者を東京に招き、日本の研究者と合同で都内の大学でシンポジウムを開催、また同時に１０周年記念パーティを予定しているという。「皆様にはぜひご出席いただければ幸いです」と会場に呼びかけた。
鍾清漢日本国際客家文化協会名誉会長（アジア文化総合研究所所長・国際アジア文化学会会長）は、「アジア文化総合研究所の設立は１９７８年です。今年は３５周年になりますのできちんとした催しをやりたいと皆様にお集まりいただきました」と挨拶。客家の由来についての興味深い説明もあった。この後、鍾清漢名誉会長、天野隆雄氏に対し、花束贈呈が行われた。
来賓として台北駐日経済文化代表処徐瑞湖副代表は、「実は馬英九総統は訪台した日本の国会議員や政治家には必ず、『今の台日関係は過去４０年間でいちばんいい』と語っています。これ数字で証明できるんです」と語り、「日華議員懇談会の会員数が過去最高２６５人になった」「今年１月から１０月まで訪台した国会議員１２７人、台湾からの訪日国会議員７２人に上った」「ＡＰＥＣ台湾代表の蕭万長前副総統と安倍晋三首相が（１０月８日バリ島）懇談した（初めてのこと）」を挙げ、「来年もいい年になりますよう祈念いたします」と結んだ。
次いで西田まこと参議院議員、中津川博郷前衆議院議員が挨拶、来賓紹介、記念撮影へと続いた。午後７時過ぎ、乾杯の発声は坪井健駒沢大学教授・国際アジア文化学会理事長が行った。和やかな歓談の後、余興の部へ。
菊池玲子さん（国際留学生援護会代表）の客家の歌、台湾原住民舞踊（第一部）、張瑞銘さん（東京中華学校音楽講師）の歌唱、周東寛さん（医療法人健身会理事長）の歌唱、徳植勉さん（財団法人中国研究所所員）の演舞、台湾原住民舞踊（第二部）と、楽しい歌と踊りが続いた。
閉会の挨拶は嵐義人（国学院大学教授）さんだった。
