福岡市の旅行業界関係者が主催した国際パーティが、市内で開かれ、約70名が出席した。福岡を支える人材が一同に集結し、市からはハビタットや福岡空港、福岡地域戦略協議会のメンバー、さらには福岡市内や長崎県のホテル関係者らも参加。海外勢では、中華航空九州山口支店の曾煜屏支店長をはじめ、タイ国際航空や大韓航空、シンガーポール航空らの海外航空会社福岡支店幹部やスタッフに加え、福岡在住のロシアやポーランド出身の語学教師らも出席し、国際色溢れる集まりとなった。
日本語をはじめ、中国語、英語、ロシア語が飛び交い、「福岡が国際都市として今後やるべきこと」「今後の福岡の可能性」などについて具体的に話し合った。また、「福岡は『アジアの玄関口』を謳っているが果たして本当に機能しているのか」「『玄関口』とただ言うだけではなく、海外在住者も含め国際感覚を求める人達が集まる場所を具体的に市内で提供するべきではないか」といった意見も出された。福岡と台湾の交流は良好な状態が続いており、2014年も九州国立博物館で開催される「故宮博物院展」など関係性の深さを象徴するようなイベントが目白押しだ。
また、参加者に航空会社関係者が多かったこともあり、福岡からの路線面についての話題も出された。「福岡空港国内線からのアクセスは良いが、国際線からはどうか?」などといった意見も。アジア系航空会社が入り乱れて談笑するシーンもあり、国境の垣根を超えた意義ある集会となった。中華航空九州山口支店の曾煜屏支店長は「意義深いパーティとなった。福岡には優秀な人材が多数集まっており、今後も様々な形で協力していければ」と話した。