福岡市の定食屋チェーン・プレナスが展開する「やよい軒」、台湾進出へ

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「やよい軒」
「やよい軒」

福岡市のプレナスは台湾に子会社を設立し、来年、台湾で定食チェーン「やよい軒」を展開する計画を発表した。プレナスは、弁当屋チェーンの「ほっともっと」やしゃぶしゃぶ店「MKダイニング」を展開しており、福岡での浸透度は高い。「台湾は外食比率も高く、食の多様化が進んでおり、日本食に対する理解もあることから有望な市場である」と同社。

ここ数年、日本から台湾に進出する飲食店は少なくない。プレナスでは1月に完全子会社を設立予定(資本金は約2億4千万円)。子会社の名称は「臺灣富禮納思股份有限公司」。1号店の出店に向け準備を進め、来年内のオープンを目指すとしている。

福岡の飲食店が台湾に進出した例に、ラーメン店「一風堂」がある。台北駅から程近い中山北路沿いにオープン。豚骨ラーメン一杯の値段は200元(サービス料10%で計220元)からだが、客足は絶えない。何度もリピーターが訪れ、九州の本格的な味が受け入れられている。

飲食店が日本から台湾進出を図る傾向も増える、一方、開店後の数ヶ月〜数年で撤退する店も少なくない。特に、経営努力や工夫が必要とされる外食業界・・・。定食屋チェーンでは、日本大手の「大戸屋」が台湾で既に展開。台湾人をはじめ、日本人滞在者など一定の客層を掴んでいる(海外では29店舗を展開)。

福岡を拠点とするプレナスはこれまで、タイや中国、シンガポール、韓国など海外にも進出しており、来年は、台湾へ新展開となる。「海外での事業展開を重要な成長戦略の一つと位置づけている」とプレナス。福岡発の『定食』の味が台湾でどのくらいの支持を受けるのか、業界の注目が集まる。

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