一般社団法人古典芸術振興会が主催、神戸新聞社、サンテレビ、ラジオ関西が後援する「神韻世界ツアー2014日本公演」が1月29日~2月6日まで、東京(新国立劇場中劇場)、神戸(神戸国際会館)で開催されている。出演は、米国神韻芸術団(※)、米国神韻交響楽団。日本公演の初演は2007年。今年で7回目を数える。
演目は、「世に下る神々」「なぜ拒むのか」「太極扇」「唐の宮廷の淑女たち」「揺るぎない蓮の花」「漢の繊細美」「妖怪を退治する孫悟空」など。
中国5000年の歴史を継承するという、宙返りなど高度な空中技巧を備えた表現豊かな中国古典舞踊、この舞台を、中国の古典楽器と西洋楽器が融合した音楽、神韻交響楽団の音色が盛り上げた。
驚かされるのは、舞台背景を飾る巨大なバックスクリーン映像。ダンサーたちの動きや衣装の色づかいと一体になって、幻想的な空間を作り出していた。
会場は老若男女でいっぱいだった。
※パンフレットは、神韻芸術団について「中国はかつて神州として知られ、正当な中華文化は天と人が融合した神伝文化だったが、約60数年、無神論の共産主義政権のもとでこうした古来の神伝文化はすべて破壊された。このため2006年、世界で活躍する中国系の芸術家が集まって中国の正統文化を復興させるべくニューヨークで結成した」と解説している。法輪功の傘下にある芸術団。