第14回中華民国103年在阪華僑春節祭を翌日に控え、2月1日、大阪市内で中華民国留日大阪中華総会主催の「僑務委員会陳委員長士魁先生 御来阪歓迎会 中華民国103年大阪中華総会新年会」が盛大に開催された。
開会の午後6時前、次々と僑務委員会、駐日代表処、在阪華僑団体、全国の華僑団体関係者、日本の国会議員、府議会議員、大阪市会議員が会場入りし、旧正月を祝う挨拶があちこちで交わされた。
司会の林学謙氏(中華民国留日大阪中華総会)の言葉で開会が宣言され、最初に挨拶に立った中華民国留日大阪中華総会洪勝信会長は、来賓に対し、歓迎晩さん会出席へのお礼を述べた後、「今日は大変忙しい時期に陳僑務委員長に台湾から大阪にお越しいただきました。明日の台湾華僑春節祭への参加のため、日本の在阪華僑のために来ていただき心から感謝申し上げます。大阪中華総会は70年の歴史がございます。これまで長年、日台両国の経済・文化・教育面での架け橋の役割を果たして参りました。これからも努力し、中華民国政府を支持し、有意義な活動を推進して参ります」と力強く語った。
続いて、僑務委員会陳士魁僑務委員長が、お祝いの挨拶を述べた。陳委員長は1月23日からの馬英九総統のアフリカ・中米歴訪に同行していたことに触れながら、「在阪華僑の皆さんは常に僑務委員会や中華民国をご支持下さり、感謝しています。これまで華僑の高齢化問題や中華文化の広がりという課題に取り組んできましたが、今後、僑務委員会はサービスの向上、コミュニケーションの深化、華僑界とのパートナーシップの強化をはかっていきたい」と語った。
続いて、日本の国会議員などの紹介が行われ、代表として大阪府議会議員永野孝男氏(大阪府議会日華親善議員連盟会長)、大阪市会議員木下吉信氏が挨拶した。また僑務委員会より、大阪中華総会名誉顧問など3人に表彰状が授与されたほか、大阪中華総会から陳委員長への記念品贈呈、僑務委員会から大阪中華総会洪勝信会長への記念品贈呈、フィリピン中部を襲った台風30号被害への大阪中華総会理監事の義援金を陳委員長に委託する儀式などが行われた。
乾杯の音頭は、駐大阪蔡明耀弁事処長が取った。蔡処長は、「大阪中華総会の皆さんに感謝致します。陳委員長のご来訪をお迎えし皆さんと一緒に歓迎会に参加できますことを大変、嬉しく思いますし、日本の国会議員の皆様はじめ、長年、日本と台湾の親善交流に尽力いただいていることに対し、最高の経緯と謝意を表明致します」と会場に呼びかけた。
その後、歓談の時間となり、出席者は中華料理に舌鼓を打った。午後8時過ぎ、日本中華聯合総会毛友次会長が中締めの挨拶を行った。毛会長は「大阪中華総会の皆さんには、本当に日本と台湾の経済・文化交流に尽力していただき心から感謝申し上げます」と述べつつ春節祭の成功を祈念していた。