株式会社ビジネスガイド社が主催する「第77回東京インターナショナル・ギフトショー春2014」と併設「第15回グルメ&ダイニングスタイルショー春2014」が、2月5日から7日までの3日間、東京ビッグサイト全館8万2660㎡を使用、盛大に開催された。
出展企業は「東京ギフトショー」2314社、うち、海外202社(イタリア、イラン、インド、英国、オーストリア、オランダ、韓国、カンボジア、スイス、タイ、台湾、中国、ドイツ、アメリカ、ベトナム、香港、マレーシア、モナコ、モロッコ、リトアニアなど20の国と地域)、これに併設展216社を加え、合計2530社にのぼった。
初日5日の午前9時半、オープニングイベントが東京ビッグサイトエントランスホールで大勢の来賓や出展社代表を前にスタートした。冒頭、経済産業省商務情報政策局 生活文化創造産業課統括補佐諸永裕一氏が挨拶、次いで出展社代表として株式会社生活の木代表取締役重永忠氏が、最後に主催者として株式会社ビジネスガイド社芳賀信享代表取締役社長が開会宣言を行った。
芳賀社長は、「ギフト・ショーは、出展社数、出品アイテムの幅広さは日本一。今まで見たことがない画期的な宝物が勢ぞろいします。日本全国のみならず、世界各国から『明日の売れる商品』『最新のデザイントレンド』などあなたの思いをかなえてくれる、新しいギフトが見つかります」と会場に呼びかけた。
海外出展ブースは東3ホールと東6ホールで「インポートギフトフェア」として展開され、台湾パビリオンは東3ホールに25社が集結、大勢のバイヤーが訪れていた。
出展企業の1つ、Alexter INTERNATIONAL CO.,LTDはヘアアクセサリーをメインにネックレスなどの雑貨を扱う。商品の95%は日本向け、残り5%は韓国向けという輸出専門のメーカーだ。本社は台湾、工場は中国にある。エグゼクティブディレクター黄美華さんは、「今は日本では作られていない材質のヘアクリップが人気です。独特のノウハウがあります、当社の強みは記事とデザインです。いま、展示しているものは日本向け企画の商品です。ギフトショーには7回目の参加。毎回、メーカ-や問屋など1、2社と商談が成立しますね。これからはアクリル製のネックレスなどにも力を入れていきたいです」と語っていた。
NEW SEA MAN ENTERPRISES CO.,LTD はステンレス製の鍛造鍋を展示。様々なサイズを取り揃えている。台南に本社・工場があり、従業員は20人ほど。社歴は40年と古い。これまでは台湾国内で販売してきたが去年からギフトショーに出展を始めた。
「私たちの自信の商品をぜひ日本でも売りたいと思い、昨年、初参加しました。弊社の鍋は底が8ミリの厚さがあり、保温力に優れ、省エネです。去年は30人ほど名刺交換をし、韓国企業1社と取引が実現しました。海外バイヤーがたくさんやってきますね。今年は日本の会社2・3社と契約が成立して欲しいです」(王煌淵さん)
ToTemkerは、線香や香炉を専門に扱う従業員10人の会社。本社は新竹にある。半導体や液晶製品の輸入会社を経営しながら近年、この領域に参入したという。主力商品は高級香木、沈香と現在では職人が少ないという独特の香炉など。沈香は一束2000円から8000円の値段がつく。日本では1グラム何千円の世界だという。
「最初は社長が趣味で始めたものですが、今は本格的なビジネスを目指しています。台湾と中国で販売していますが今回初めてギフトショーに参加しました。提携会社を探しています。今回、1社でも2社でも取引ができればいいです」(周彦宏さん)