台湾では、男性でも「ソフトボール(塁球)」が人気!!

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台湾で人気が高い塁球(ソフトボール)
台湾で人気が高い塁球(ソフトボール)

日本でソフトボールと言えば、上野由岐子選手に代表されるように「女性」のスポーツのイメージがあるが、台湾でソフトボール(塁球)は「男性が気軽に楽しめる」スポーツとして定評がある。ソフトボールのルールは野球と酷似しているが「危険性」の面で全然違う。硬式野球に於いてはデッドボールやランナーとの交錯は危険で、人命や身体にも影響を与えかねないといった指摘があるが、ソフトボールは、ボールにも若干の軟度があり、比較的安全である。特に「慢速塁球」は、ピッチャーが山なりのゆっくりとしたボールを投げ、それを打つという誰でもできそうな簡単なルールと仕組みだ。「ソフトボールは老若男女誰でも楽しめるスポーツです。ゲートボールよりスピード感もあります」と話すのは、台南市でチーム「亨達(ヘンダ)」を率いる王政山監督。野球のように「競技をすることでお金を稼ぐ」わけではないが、台湾では、アマチュアや趣味のスポーツとしての定着度が高い。街には「太魯閣打撃練習場」のような「ソフトボール用のバッティングセンター」もある。

台湾ソフトボールの優勝記念品
台湾ソフトボールの優勝記念品

一般的に、各チームの練習時間は平日の夜7時半から10時半まで。ナイター照明のあるミニサイズの球場を借りて、打撃や守備の練習を行う。土曜、日曜は試合に充てる。コーチ兼選手でもある陳文賓氏は「基礎的な運動能力が必要となる。健康維持にも役立つし、ストレス発散にもなる」とソフトボールの長所を語る。

年間には「主席カップ」「菁英カップ」「體委カップ」「労工カップ」「中正カップ」「総統カップ」など数々の大会が開かれ、各チーム凌ぎを削っている。亨達の王政山監督は「ソフトボールは野球のように厳格で管理的な指導をしない。自由に、しかし、規律を持って行えるのがこの球技の魅力。そうしなければ長くは続かないし、年齢が達したら辞めなければならない。スポーツは本来、『楽しくエンジョイしながら』行うもの。今後も、チームワークを大切にしながら練習や試合に取り組んでいきたい」と話す。「ソフトボール」をしている台湾人の仲間がいたら、メンバーに加えてもらうと良い。そうすれば、台湾の「違った一面」に触れることができるかもしれない。

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