台湾の台北駐日経済代表処代表の沈斯淳氏と熊本県の蒲島郁夫知事は4月2日、県庁で会談し、台湾南部最大の都市、高雄市と熊本県を結ぶ定期便開設に向けて協力していくことで一致した。
浦島知事は昨年度の国際チャーター便運航が過去最多だったことや、熊本県と高雄市の経済交流に関する覚書締結などを説明し、「熊本県と高雄市の交流がより活発になるよう、定期便就航に力添えをお願いしたい」と述べた。
これに対し沈斯淳代表は「産業交流と対話の促進に向け、一日も早く定期便が実現するよう、双方が努力すべきである」と答えた。
なお、熊本県の蒲島郁夫知事は3月25日、高雄市との交流強化のため、陳菊高雄市長を訪問しており、両都市間の定期便就航の早期実現に協力を求めた。陳市長はこれに対し、「都市交流と定期便就航は双方の観光業発展に寄与するとし、その早期実現に向けて努力する」と述べている。