台南を代表する企業の熱血漢〜創意工夫の黄清樹董事長

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取材に応じる黄清樹董事長
取材に応じる黄清樹董事長

台南市の安平工業区にある会社「亨達模具股份公司」。スポーツ用品や家庭用電化製品などを広範囲に渡る生活系用品を取り扱う会社だ。その会社で社員をはじめ、地元政財界から尊敬を集める人物がいる。その人物とは黄清樹董事長だ。台湾では欠かせない「お茶」を時間通りに湧かして注ぐ「お茶汲みマシン」や多機能コーヒーメーカー、自転車に使う軽素材のヘルメットまで、ユニーク、かつ実用的な製品が並ぶ。「私は常に『どういうものがあると生活に便利か?』ということを考えながら暮らしている。社員との会話もヒントになり、人とのコミュニケーションからも商品のアイデアが生まれることが多い」と黄清樹董事長は話す。製品は、中国大陸や東南アジア諸国などにも販売。台湾を代表する企業と位置づけられている。日本企業とも技術強力など様々なコラボレーションも行っており、黄董事長は「日本は技術が優れている。我々も日本の良いところはどんどん吸収していきたい」と話す。社員とのコミュニケーションや趣味を非常に大切にしているという黄董事長。穏やかな口調で笑顔たっぷりに話す姿勢の柔らかさと聡明かつ柔軟な発想力に、人望も厚い。定期的に、台湾各地から極上の肉や海鮮などを集めて董事長自らが料理を作り、社員やその家族に振る舞うパーティーを行っている。

 

多くの大会を主催
多くの大会を主催

また、スポーツ分野に対しても、全力でバックアップをする。趣味が高じた「ソフトボール」ではメインスポンサーになって大会を主催するなど、文化や運動面からも台南人の生活を考えている。「『人を助ける』というのが私の人生の身上でもある。余暇の楽しみが増えれば人生は豊かになる。台湾人の生活を彩り深いものにするための一助になれば」と黄董事長は話す。自然に振るまい、自然に生きる・・・というのがモットーの黄董事長は「会社としては、より多くの地域や台湾に貢献できるように、趣味の面でも、楽しく人間らしくをテーマに人と関わっていきたい」と今後の抱負を語る。

王建民投手と黄清樹董事長
王建民投手と黄清樹董事長

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