台湾人は参加無料!感謝の気持ちを込めたおもてなしお花見企画

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お花見会場は天気に恵まれ、スカイツリーのてっぺんまではっきり見ることができた。
お花見会場は天気に恵まれ、スカイツリーのてっぺんまではっきり見ることができた。

NPO法人日台学生交流会主催の「東京花見2014感謝台湾おもてなし企画」が4月5日、1923年関東大震災被災後の復興事業として作られた錦糸公園にて行われた。

同企画は東日本大震災より3年たった今、台湾からの支援に改めて感謝の気持ちを伝え、日本の未来と日台間交流の更なる発展を願って企画されたものだ。

参加人数は約100人。桜が満開のピークを迎えた錦糸公園に広げられた4枚のブルーシートには、日台交流を目的に集まった幅広い年齢層の日本人と台湾人で埋め尽くされ、中国語と日本語が交互に飛び交い、賑わいをみせていた。

今回は日本人から台湾人への“おもてなし”という形で行われた為、台湾人参加者は皆無料。日本人参加者は参加費の他、お酒やお菓子などの差し入れを持参し、もてなした。中には浴衣を着て参加し、おもてなしの心を表した人もいた。

浴衣で日本のおもてなしの心を表現した参加者
浴衣で日本のおもてなしの心を表現した参加者

開始間際は見ず知らずの他人同士でもお花見で徐々に交流を深め、数時間たった集合写真撮影時には元から友人だったかのように楽しく会話をする姿も見受けられた。

日本に留学して半年だという台湾人男子留学生に今回の感想を尋ねると「今日のおもてなしに感謝する。僕はあまり日本語が話せないが、日本人はみんな優しくしてくれた。新しい友達も出来てうれしい」と話した。

桜の下で集合写真
桜の下で集合写真

 

同企画はそもそも、NPO法人日台学生交流会が東京五輪に向けて実施している「感謝台湾おもてなし」作戦の一部として行われたものである。

NPO法人日台学生交流会の代表理事・和田健一郎さんによると、これは「台湾の日本語世代の方の高齢化により心配されている言葉の壁の問題を越え、日本に主に台湾華語を普及させる運動を展開し、震災時に支援してくれた台湾への感謝の気持ちを台湾華語で伝え、おもてなししよう」とゆうものだという。

同作戦は今回の様な交流会開催企画の他に、日台交流の次世代人材育成、台湾華語を広めるための情報発信(SNS、 書籍「中国語は台湾で学べ―台湾華語のススメ」の出版企画、ゆるキャラのLINEスタンプ開発)なども計画されている。

LINEスタンプ開発計画のゆるキャラ達。名前はまだ未定。現在名前募集中 。(画像提供:和田健一郎代表理事)
LINEスタンプ開発計画のゆるキャラ達。名前はまだ未定。現在名前募集中
(画像提供:和田健一郎代表理事)

 

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