第3回台日文化交流〜東日本大震災復興支援〜。目標は『エコと精進』

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東日本大震災で亡くなった方々に対して会場全体で黙祷を行った
東日本大震災で亡くなった方々に対して会場全体で黙祷を行った

台日文化交流実行委員会が主催する「台日ベジフェスティバルin池袋 第3回台日文化交流〜東日本大震災復興支援〜」が4月5日、晴天の池袋西口公園にて開幕した。会期は5日、6日の2日間。初日の5日には台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表夫妻や台日文化交流実行委員会邱美艶委員長、小池百合子衆議院議員、堀宏道東京都議会議員の他、華僑団体の代表や会長らの姿も多くみられ、あわせて約35人近くの来賓があった。

 

来賓の方々
来賓の方々

開会式の冒頭、東日本大震災で亡くなった方々に対して黙祷が捧げられた。

開会の挨拶で邱美艶委員長は「現在の地球環境をこれ以上悪化させぬよう、より良い環境を子孫に残す為に、今回は『エコと精進』という新たな目標を設定した」と述べた他、「苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え助け合って行きていくことがこれからの私たちの使命です」という気仙沼市立階上中学校卒業式の梶原裕太君の答辞を紹介した。

開会の挨拶をする台日文化交流実行委員会邱美艶委員長
開会の挨拶をする台日文化交流実行委員会邱美艶委員長

同じく挨拶に立った沈斯淳代表は「台湾は日本と同じように自然災害が多いため、台湾の人々は我が身のように受け止め、自発的に支援物資や支援金寄付などの支援活動を行ってきました。今回のイベント開催も台湾の人々の思いやりの気持ちがまだ根付いていることの強い証だと思っている。東北の被災地の復興が進んでいくことを心より祈念している」と語った。

挨拶を述べる台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表
挨拶を述べる台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表

また、小池百合子衆議院議員は東日本大震災の際に台湾から多くの支援があったことに対して感謝の言葉を述べた他、「国境を越えた多くの諸問題についてはこれからも台日間で連携をとっていきたい、また昨今の情勢を考えると、民主主義、報道の自由、人権、これらの共通の価値観を持つ2つの国がしっかりと連携していくことが重要な安定へ確保となると確信している」と述べた。

小池百合子衆議院議員
小池百合子衆議院議員

 

式中、NPO法人国際ブリアーと台日文化交流実行委員会から、豊島区社会福祉協議会と福島県南相馬ソーラー・アグリパーク、それぞれへ義援金の贈呈が行われた他、邱美艶委員長から佛光山大慈育幼院へ感謝状の贈呈、今回の開催を祝したくす玉開き、豪華商品の特別抽選会と続いた。

今回の開催を祝したくす玉開き
今回の開催を祝したくす玉開き

 

NPO法人国際ブリアーと台日文化交流実行委員会から福島県南相馬ソーラー・アグリパークへ義援金の贈呈
NPO法人国際ブリアーと台日文化交流実行委員会から福島県南相馬ソーラー・アグリパークへ義援金の贈呈

 

豪華賞品(東京—台北往復航空券など)が当たる特別抽選会にて
豪華賞品(東京—台北往復航空券など)が当たる特別抽選会にて

開会式後は、武蔵太鼓、獅子舞、民族演芸、津軽三味線など、台湾と日本それぞれの文化的演目が催され、音楽やダンスで会場を盛り上げた。

演目「千手観音」では会場が神秘的な雰囲気に包まれた
演目「千手観音」では会場が神秘的な雰囲気に包まれた

 

「獅子舞」のパフォーマンス
「獅子舞」のパフォーマンス

沈斯淳代表夫妻は会場に設置された各ブースをまわり、台湾産コーヒーや台湾精進料理などを堪能。各ブースはそれぞれ賑わっており、会場の雰囲気はまるで台湾の市場のようだった。

台湾産コーヒーの説明を受ける沈斯淳代表夫妻
台湾産コーヒーの説明を受ける沈斯淳代表夫妻
各ブースをまわる台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表
各ブースをまわる沈斯淳代表

ブースをまわった後、沈斯淳代表は「今日は皆、東日本大震災への配慮の気持ちをもって参加した。また、会場を取り囲む料理のブースは全て精進料理だ。精進料理は地球愛護の重要性を教えてくれる。今日この活動はとても意味のあるものだろう」と述べた。

屋台で台湾風チヂミを振る舞う台湾人の方々
屋台で台湾風チヂミを振る舞う台湾人の方々
台湾風チヂミ「拉餅」
台湾風チヂミ「拉餅」
大人気だった台湾かき氷
台湾物産館のお二人
台湾物産館の台湾かき氷も出店
台湾物産館の台湾かき氷も出店

 

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