台湾青春映画「GF*BF」(原題:女朋友。男朋友)が2014年6月7日(土)より、シネマート六本木・シネマート心斎橋ほかにて全国で順次公開される。台湾では2012年8月に公開され、日本では2013年に大阪アジアン映画祭やアジアンクィア映画祭で上演し好評を博していたが映画祭限定であったため、日本のファン待望の全国ロードショーとなる。
監督・脚本は「Orzボーイズ!」のヤン・ヤーチェ(楊雅喆)。主演は「言えない秘密」のグイ・ルンメイ(桂綸鎂)、「花蓮の夏」のジョセフ・チャン(張孝全)、「モンガに散る」のリディアン・ヴォーン(鳳小岳)の若手俳優たちだ。
舞台となった高雄の方言をマスターしたり、当時の社会運動についての資料を読みあさったりと、ストイックなまでに役と向き合ったグイ・ルンメイは「GF*BF」で、台湾最大映画賞「第49回台湾金馬奨」の最優秀主演女優賞を獲得。また、ジョセフ・チャンが台北電影奨最優秀主演男優賞を受賞、リディアン・ヴォーンが亜洲電影大奨(Asian Film Award)の助演男優賞にノミネートされたことからも「GF*BF」の台湾での高い評価がうかがえる。
「GF*BF」は、戒厳令下の1985年から2012年までの激動の台湾社会を背景に、27年間にわたる男女3人の友情と切ない三角関係を描いた感動の青春ドラマ。自由ではないものの情熱に満ちていた時代、その後の民主化されていく台湾。やがて彼らはそれぞれに恋愛感情を抱くようになるが、すれ違う関係に傷つき悩みながらも年齢を重ねていく。
今年3月に起きた台湾の立法院占拠“ひまわり学運”に際し、しばしば引用された1990年の“野百合学運”など、そこに描かれる時代性にも要注目。
「GF*BF」公式ホームページ→ http://www.pm-movie.com/gfbf/index.html