福岡県がコンテンツ事業で台湾との連携を更に深める。県では、県内の中小企業経営者等で構成される「ビジネス訪問団」を9月上旬、台湾へ派遣。現地企業訪問や個別商談会等の実施を通じて、具体的なビジネスの成約を図る「アジアビジネス訪問団派遣事業」を今年度初めて実施する。
今回は、台湾最大級のデジタルコンテンツイベント、「デジタルタイペイ2014」の併催事業として実施する。台湾を挙げて力を入れている、台湾のデジタルコンテンツ産業のレベルを肌で感じる絶好のチャンスと主催者側は位置づける。
福岡県をはじめ、台湾経済部中小企業処、台湾工業技術研究院、DCIPO(台湾デジタルコンテンツ産業推進室)が主催、福岡県内のゲーム、アプリ、映像、アニメ、映画、キャラクター、eラーニング、デジタル音声・音楽技術(サウンドエフェクト、着メロetc)といった分野の企業を募り派遣団を結成する。福岡県は「自社のアジアでのポジションを確認するとともに、台湾企業との今後のビジネス展開を視野に入れて欲しい」としている。
「アジアビジネス訪問団派遣事業」は9月9日から12日まで3泊4日の日程で、到着後、台湾企業訪問、中小企業処表敬、歓迎夕食会。2日目は台湾企業訪問に加え、新竹や高雄方面の視察。3日目はデジタルタイペイ視察、福岡企業プレゼン、個別商談会。4日目は台湾企業訪問、台北市場視察などが予定されている。コンテンツ事業への具体的展開を開始した福岡県、今後の動向に注目が集まる。