人生を心から楽しむ台湾人バンド「STAYCOOL」が来日ライブを開催

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STAYCOOLのメンバー。左からサポートドラマーのAJ、ベースのミッチェル、ボーカル・アコースティックギター・作詞のウィル、作曲・キーボード・ドラム・ジャンベのスタンリーヴィオラのトレイシー、エレクトリックギターのブライアン、
STAYCOOLのメンバー。左からサポートドラマーのAJ、ベースのミッチェル、ボーカル・アコースティックギター・作詞のウィル、作曲・キーボード・ドラム・ジャンベのスタンリーヴィオラのトレイシー、エレクトリックギターのブライアン、

日台同時のCDアルバムリリースや、日本のラジオに出演するなど、日台双方での注目が高まっている台湾の実力派インディーズバンド「STAYCOOL」(ステイクール)は7月16日、日本で初めてライブをした思い出の場所である南青山のライブハウス「月見ル君想フ」にてワンマンライブ「STAYCOOL LIVE 2014」を行い、100人を超えるファン達にSTAYCOOL独自のサウンドを発信した。

2006年に台北にて結成したSTAYCOOLのメンバーらは大の日本好きで、これまでにも3回ほど日本でライブを行っており、今回4回目の来日ライブを実現した。そんなSTAYCOOLメンバー全員の目標はライブで日本全国を制覇することだという。

今回は16日の東京のワンマンライブのほか、13日には神戸・六甲山の「ROKKO SUN MUSIC 2014」、14日には大阪の「QQ music Fest」にも出演した。STAYCOOLボーカル・ウィルは「ライブを重ねれば重ねるほど周りからパワーがもらえる。今日のライブではそのパワーが爆発したよ。今日はきっと眠れないと思う」と話していた。

観客は体を音楽に合わせて揺らしながらSTAYCOOLのゆったりとした心地良いメロディーに聴き入った
観客は体を音楽に合わせて揺らしながらSTAYCOOLのゆったりとした心地良いメロディーに聴き入った

東京でのワンマンライブでは全17曲を披露。なかでも1番の盛り上がりを見せたのは7月9日にリリースした新曲「My Vintage Style」だ。観客は体を音楽に合わせて揺らしながらゆったりとした心地良いメロディーに聴き入った。10曲目の「Luminaire」ではウィルが観客にケータイのライトを付けるように指示。会場が幻想的なライトに包まれた。また、ウィルが日本人におすすめする1曲は「Bitter」だという。この曲はコーヒー抽出音などが盛り込まれており、オシャレなカフェを連想させる。忙しい毎日で疲れた心を癒してくれるような曲だ。

ライブ後の会場ではSTAYCOOLのグッツ販売やサイン会が行われ、メンバーたちは約30分にわたり日本のファンらと写真を撮ったりハグをしたりして交流を深めた。メンバーらに団扇のプレゼントをする観客もいた。

STAYCOOLグッズやCDも発売
STAYCOOLグッズやCDも発売
「月見ル夢想フ」ではタピオカミルクティーや愛玉も
「月見ル君想フ」にはタピオカミルクティーや愛玉子も用意されていた

ラジオでSTAYCOOLを知り、1人でライブに来たという30代の女性は「ラジオで彼らの英語の曲を聞いたとき、イギリスかどこかのバンドだと思った。まさか台湾人のバンドだとは思わなかった。私は台湾留学経験があるので、なんとなく気になった曲が台湾のバンドという事実に運命を感じ、ライブに来てみた。今日、実際に聞いて更に好きになり、STAYCOOLのステッカーとCDも買った」と話していた。

STAYCOOLのメンバーはボーカル・アコースティックギター・作詞のウィルのほか、作曲・キーボード・ドラム・ジャンベのスタンリー、エレクトリックギターのブライアン、ベースのミッチェル、ヴィオラのトレイシー、ヴァイオリンのポンポンの6人。皆、社会人として自分の仕事をする傍らバンドを楽しんでいる。なかには子供がいるメンバーもいる。実際に、今回の東京ワンマンライブはヴァイオリンのポンポンが仕事の都合で大阪まで参加した後に帰国し、サポートドラマーとしてAJが参加した。

「自分の人生のパーセンテージは、音楽が30%、仕事が30%、家族が30%、残りの10%は睡眠だね」(ウィル)

「自宅に音楽を作る為の部屋もあるし、音楽は生活の一部だよ」(スタンリー)

「私は大学院に通っているけど、そこでも音楽を専攻しているの。音楽は私の全て。」(トレイシー)

STAYCOOLメンバーからは、音楽だけでなく、自分の人生そのものを楽しんでいる様子が感じ取れた。

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