台湾桃園の小学生が、福岡のステージで堂々とした舞を見せた。福岡市博多区のJR博多シティ大屋根イベントスペースで、「アジア太平洋こども会議・イン福岡(APCC)」のステージイベントが開催。来日した34の国・地域から43のグループ、総勢250人近い海外からの小学生が、各国の伝統のダンスでステージを盛り上げた。会場では各国の代表的な「かき氷」も販売、台湾からは代表的な「芒果冰」が登場。福岡の客を魅了した。
「アジア太平洋こども会議・イン福岡」とは、アジア太平洋の各地域から11歳の子供達が福岡に集い、ホームステイやイベントを通じて交流を深める活動で、子供達が地球環境について話し合う国際会議や、各国の引率者、教育関係者らによる教育シンポジウムなどの交流プログラムが開催される。
ステージの開会式で、APCC麻生泰理事長が「世界平和への架け橋となるような教育活動と人材育成をこれからも行って行きたい。世界各国の子供達の応援を楽しんでいただき、今後の交流の活性化にも繋げたい」と挨拶。
続いて壇上に立った福岡市の高島宗一郎市長は英語を交えながら、「参加者の皆さんには自分の国に戻ったあと、日本の自国の架け橋になっていただきたい。お越しいただいた皆さんは、各国の出し物や文化に存分に触れて欲しい」と述べた。
台湾からは桃園県菓林国小の5年生の男女児童6人が参加。センスを使って伝統的な「祝賀踊り」を披露した。引率の傅盈菁先生は「緊張感の中、子供達は普段の練習成果を発揮してくれた。福岡の観客は多くの声援と拍手を送ってくれ感謝している」と話した。ダンスを終えた児童は「練習してきてよかった。思ったよりうまく踊れた。はじめは緊張したけど、とても楽しかった」と笑顔で話した。